公益財団法人中部科学技術センター
会長 倉田 千代治
中部科学技術センターは、公益法人制度改革に伴い、平成24年4月に内閣府所管の公益財団法人として新たにスタートしました。
民間が担う公益財団法人として、公益事業「科学技術に関する普及啓発事業」と「地域産業振興事業」を車の両輪として積極的な事業展開を図って参ります。
科学技術に関する普及啓発事業として、青少年の理科離れの改善に努めるために、地域のサイエンスイベントなどの情報を提供する「中部サイエンスネットワーク」をはじめ、次世代を担う若年層を対象とした「青少年のための科学の祭典」や「モノづくり見学会」等の積極的拡充を図るとともに若手研究者への助成や研究者表彰等に取り組みます。
地域産業振興事業として、地域企業の技術開発を支援する「共同研究支援事業」とともに、地域のイノベーションを促進するためのネットワーク「中部イノベネット」を活用した情報発信、技術支援の充実を図ります。併せて、講演会の開催や科学技術に関連する団体等との連携を図り、事業を展開します。
また、対日投資促進、国際経済交流を中心に地域の関係機関と連携を図り、グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ(GNI)事業を推進します。
さらに、人工知能に関する研究の振興・産業での活用の振興事業を推進します。具体的には、人工知能に関する研究助成やロボットに関するシンポジウムの開催を中心に活動を展開します。
当センターの事業活動は、基金の運用益と賛助会員の会費に支えられています。そのため、公益事業を推進し、地域経済社会の発展に今後とも貢献するには、当センターの事業に理解・協力頂ける賛助会員の増強は必須であり、あらゆる機会を捉え、当センターの事業をPRし続けていきたいと考えております。
中部地域における中核的な公益財団法人を目指して、たゆまぬ努力を続け、一層の事業展開を図って参りたいと存じますので、引き続き絶大なるご協力、ご支援を賜りたくお願い申し上げます。